• 教育・文化

沖縄県那覇みらい支援学校

Concept

那覇市南部地区特別支援学校の過密解消と那覇市在住児童生徒の通学負担軽減のために設置された学校で、都市の中ではあるが公園に隣接した自然豊かな立地である。前面の幹線道路は通勤時の車も多く登下校時と重なるとスクールバス、送迎車が1時間に80台出入りすることから道路渋滞を招かないような計画が求められた。対策として、敷地内の周回道路と奥行きのある大きなキャノピーをもつ車寄せを2ヶ所設けた。校舎中央には1階から屋上まで緩やかに繋ぐスロープコアが配置され、災害時に車椅子、ストレッチャーがスムーズに避難できるようになっている。建物外周には3本のPCルーバーが張り巡らされ、直射光を遮り反射光を室内に取り入れながら建物を包み込んでいる。また、水平ルーバーは国道を往来する車に呼応しながら大きなボリュームを水平に分節する役割を果たす。

発注主: 沖縄県
所在地: 那覇市
完成年: 令和4年2月
主要用途: 教育施設
構造規模: RC造一部S造 地上4階
延床面積: 18,052㎡